泣いても笑っても

難病の父を介護しつつ、自治会の区長をやってます。

Top Page › 日常生活 › 今では笑って
2019-05-26 (Sun) 21:58

今では笑って

言えるけど、当時は、いろいろと
あったのよ…とご高齢のご夫妻とお話
させて頂きました。

手持ちが、野口さんふたりという、
とっても元ないというのに、道の駅へ…。

数か月前に道の駅で、このご夫妻と、
ちょっとしたことで顔見知りになり、
会う度に、向こうからもお声をかけて
頂けるようになって、今では、仲良くさせて
頂いてます。

道の駅のフードコードで、いろいろと
お話をさせて頂いて、このご夫妻の
辿って来られた人生が垣間見えました。

このご夫妻…、いつもとっても仲良しで、
ご主人は奥様思いなんです。
いつも当てられっぱなし…うふふふ。

一番印象に残ったのは、奥様の一言でした。

「年を重ねたら、どんなことでも、
 いずれ思い出になってしまうし、
 そのことを笑って言えるから…。
 どんなにつらいことがあってもね…」

年を重ねられた方の重みのある言葉でした。

そう、確かにそうかもしれない…。

ご主人が、いつも自分が平日の朝とかに
道の駅とかにいるものだから、自分の素性が
気になっておられたらしく…
独身で10年近く介護をしていることを話したら、

「いつも明るいから、そんなふうに
 見えなかったよ、そうか…大変だなぁ」

こんな話をすると、距離が以前よりも、
ぐぐっと近くなった感じで、自分に親近感を
持って下さったようで…有難く思っています。

最初は、ちょっこっと挨拶するだけのご縁から、
今では、身の上話、なれそめのお話やら…
いろいろとお話して下さいます。

しばらく会わないと、自分のことを
気にして下さっていて、
久しぶりに、道の駅でバッタリと会うと

「どうしてたの、会わないから、
 心配してたのよ」
「でも、今日、なんとなく会える気がするって
 噂してたんだよ」
「嬉しいです、呼ばれちゃったのかな~」

自分の名前も、どこに住んでいるのかも
知らないのに…、ただ道の駅で会うだけの
ご縁ではありますが、こんな自分のことでも、
気にして頂いて、嬉しいです。

介護話も、きっと淡々と話せる時期が
あるんだろうなぁ、皮肉たっぷり交えて。
今も話してますが、ダイレクトですもの。
そうじゃなくって、あの時はこうだったなぁって…
だけど、今では、母の話もしないのに、
それはないかなとも思ったり。
どなたかと話せば、当時の事も話すことも
あるかもしれないけど…。

このご夫妻と会うのは、自分が道の駅に行く時だけ。
だから、ニアミスの時もあるし、1ヵ月以上、
まるまる会わないなんてザラ…。
だから、別れるとき、惜しんでくれたりします。
今度は、お茶しましょうね~と…。

いやいや、仲の良いご夫妻のお邪魔をするには
いきませんもの…図々しいと思われかねません。

ほんのちょっとのご縁…
それでも、楽しいひとときを過ごさせて頂いてます。

道の駅で、規格外野菜を購入して、
あぅ…お財布の中、野口さんひとりに…。

・きゃべつ 150円
・いんげん 80円
・しいたけ 100円
・小松菜 3束 240円
・じゃがいも 100円
・にんじん3本 100円

でも、これだけあったら、1週間いけるかも。

今日は、ご夫妻に会えて、ほんのひと時では
ありましたけど、とっても楽しかったです。

その方が歩まれた人生を聞ける機会なんて
そうないですもん…。
ましてや、ご主人と奥様のなれそめまで…。
素敵なお話でしたよ。

近頃、夜更かしもいいところ…。

おやすみなさい、よい夢を…。

アン


にほんブログ村

にほんブログ村

最終更新日 : 2020-04-18

Comment







非公開コメント