泣いても笑っても

難病の父を介護しつつ、自治会の区長をやってます。

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2019-08-16 (Fri) 22:42

今夜は…続き

これで、ゆっくりお茶をご馳走になれます…。

「お茶頂きますね。
 美味しいアップルパイ、ありがとうございました」
「あんなの…本を見て、材料通りに作れば、
 誰だって作れるわ~、それより…」

自分は、お菓子の本を見たって、出来ません。
だって、その本のお菓子の味なんて、
知らないもの。

「アンさんってほんと凄いのね、お母さん」

いや…
だから、どなたでも出来るんですってば。
本の通りに、型紙で切って縫えば…って、
あら、娘さんと同じ事思ってる。

「そうよ、一番わかってるのは、私よ。
 アンちゃん、お代はいくらかしら」
「お母さんがそう言うんだから、
 う~んと、ふっかけてね~」

あの~、元は娘さんが作るはずだったのでしょう。
娘さんが作られたなら、余計な経費が、
かからなかったのですよ。

「お言葉に甘えていいですか…
 車の燃料満タンでいいです」

「えーーっ、ダメよ、そんな安すぎるってば、
 樋口さん(ここは金額を言われてます)
 ひとりも行かないはずよ」
「この子の言う通りよ、無理させたんですもの、
 2着もお願いして…」
「既製品の子供服でも高いのに…」

少し間、揉み揉み…
結局、樋口さんひとりで落ち着きました。
良かった良かった。

「それでいいんです。
 あっ、だったら、お子さんたちに新しい靴を
 新調してあげ下さい
 子供靴ってそんなに安くないかもしれませんが…」

そこにタイミングよく、お姉ちゃんが戻って来て…

「靴? 買ってくれるの?」

はい、お話が勝手に進みまして、明日、
みんなで、買いに行くことになったようです。

そこにおじいちゃん登場して

「アンちゃん、孫たちにありがとうな。
 ほらほら、図書館に行くんだったろ~、
 ゆっくりしていってな」

「ママ、これ着ていっていい?
「汚さないでね、まだ写真撮ってないんだから」

えっ、お家で着るんじゃなかったの、
ちょっと待ったーっ、前もそんな…ことあったなぁ。
せめて、近所にして~~っ。

だっーーーと行っちゃいましたけど…。

「お子さんは、汚すのが仕事ですよ。
 それに、着られるのも今期限りでしょうから」
「そーなのよ、お姉ちゃんは無理。
 せっかく作ってくれたのに…」

はい、ここから、まだお話は続くんです。

「布地が、5メートルもありましたけど、
 子供のワンピース2着だけには、多すぎますよ」
「失敗したらと思って、多めに買ったの、
 余った分で、何か作れそうなら貰ってね」

実は、残った分で、もう1着作ったんです。

1歳ぐらいのお子ちゃま服…
ネットで、お洋服の平均サイズを調べて、
作ったんですが…80か、90ってとこかな。
問題は、この末っ子ちゃんに合うかどうか…。

「あの、これを見てくれますか、
 余った分で作ったのですけど、サイズは、
 平均で合わせたのですが…」

おずおずとワンピースを出してみる…。

「えっ、これ…」
「サイズは、80サイズに合わせたのですけど、
 大丈夫でしょうか?
 自分、子供がいないから、わからないんですけど…」

「あ~、こんなに可愛いのに、
 来年着せられないなんて~~もったいない~」

あの…もしもし…聞いてるとこ、違うんですけど? 

「アンちゃん、大丈夫よ。
 80サイズで…、見ただけで判断出来るなんて…」
「一歳とお聞きしましたから…」
「ありがとう~っ、アンさん。
 お母さん、もっとあげてよ、さっきのじゃ少ないわ」
「そうね」

あっ、要りませんから…ほんとに。
いい経験をさせてもらいました。

パート3に続きます…
あぁ、長々とすみませんっすみませんっ。

アン


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最終更新日 : 2020-04-18

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