泣いても笑っても

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2015-06-18 (Thu) 19:50

リメイクお駄賃

日曜日に改めて訪ねていらしたご婦人の手には、反物が…。

「これだったら、仕立ててくれるかしら?」

…反物だって、着物でしょうに。

和裁はしませんわよ? いえ、浴衣ぐらいなら縫えますけど…。
これで、プラウスを作って欲しいということですか?

もう一度、説明しましたよ、しつこく。
だって、やっぱり頼まなければよかったとか、言われても
後の祭りですから。

持っていらしたのは、薄いピンク色の上品な反物でした。

「年の割には、派手かしら?」
「いえ、シックなお色で素敵です、着物になさらないのですか?」
「仕立ててもらうとお高いし…、反物は、きっと、このままだから」

自分は、あくまでも「趣味の一環」であり、仕立て上がりは
保証しないということをハッキリ伝えて、引き受けました、はい。

引き受けたんかい! 素人なのに~こらこら。

自分は、見た目で、その方のだいたいのサイズが
わかるのですが、袖口、肩口と、他いろいろとメジャーで
計らせてもらって、月曜日から製作開始。

父の世話もあったので、中三日~、昨日、お届けに行って
試着してもらい、大丈夫の判を貰って来ました。

そして、御駄賃も。
最初に、「ミシン糸代」は、頂きますと伝えてはいました。

「お若い方のセンスね、このように、この柄を持ってくるなんて」

シックなピンク色の反物には、薄らと小さな花の模様が
入っていて、それが可愛らしかったので、前身ごろ、
右肩から左斜め下に流れるように模様がくるようにお仕立て。

こっちもどきどきです。
だって、気にいられなかったら、大変です。
やり直しはききませんし…とりあえず良かった良かった、はい。

「少ないのだけれど…」と渡されたミシン糸代。

ミシン糸の代金だと思って、失礼にあたりますが、目の前で
確認させていただきますと、先に「念」を押して、
ご祝儀袋の中身を見て、

ぎょっ! 

ええっと、こんなに頂けませーんっ!!
年金で暮らしておられるのだから、貰えませーんっ!!

頭の中で叫んでいる自分。

それで、自分は、自分に見合った金額だけを頂きますからと、
半分だけ封から中身を頂戴して、後は、お返し。

それが、受け取ってもらえなーいっ。

しばし押し問答が続き…

「今回は、初めてということで、またの時に頂きますから」

…って、自分、引き受けるの~~? 受ける気ないのに~っ。

「本当にそれだけでいいの?」
「はい、プロではありませんから」 

とにかく、それで納まりまして、良かった良かった。

仕立て上げるテーラーの腕前…
自分のレベルを知っていますから、それ以上のものを頂くと
やっぱり「おごり」になってしまいますもの。

ブラウス程度、以前なら、一日もかからなかったのに~っ。
今回は、仕立てるのに、三日もかかっちゃいました。

臨時の御駄賃は、有り難いです。

アン


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最終更新日 : 2020-04-18

* by ルビー
アンさま
せっかく素晴らしい特技をお持ちなのに、生かせてないのは勿体ない、と以前から思っていたのですよ。
ご自分ではプロではない、と何度も書かれていますが、テーラーとして、かの地(どこかな?と楽しく想像しています)に渡って活動しようとされていたのですからね、立派なプロですよ。
できない人にとっては、願いが叶って作っていただけてるのはとても嬉しいことだと思います。
きっとその方、袖を通すたびに、自分のための世界で1着のブラウスに、幸せ感じていることでしょう。
報酬を頂くのは当然です。アンさんは、人を幸せにするお手伝いができたのですから。

* by アン
***************************************
ルビーさん
もうこの仕事に携わることが出来ないのだと思ったら、
テーラーを目指していたことを封印して、
ただ単に縫えるだけと、どこかで言い聞かせてました。
でも、やっぱり諦めが悪いようで、作り始めたら、
ストイックになって、一番いいものを作りたいという
仕立て心が作用していました。
たとえ、中途半端でも身に付いた技術は、
そう簡単に失っていないこと…
縫えることで、どなたかが幸せに出来るのなら、
このような自分でもお役に立てそうです。
ルビーさんが仰られる通り、
その方に喜んで頂けるかどうかが大切な事ですね。
ルビーさん、大事なことを教えて下さり、
ありがとうございました。
久しぶりに、トルソーにブラウスを掛けて見て、
これを相手に、布地合わせしていたことを
思い出しました。
余談ですが、ブラウスを作ってあげた方が
「地区の老人会」に着て下さったらしく、注目の的に
なったそうで、そのことをわざわざお話に来て下さり、
恐縮してしまいました。
ブラウスの型は、オーソドックスでも、
着物の柄をどこに入れるかで、派手になったり、
シックになったりと、着物の柄は、本当に素晴らしいです。
あ、自分の縫ったブラウスの技術は別です、はい。
アン

* by ルビー
アンさま
なるほど、着物の柄って、合わせるという技術やセンスが、洋服地とは違うのですね。
洋服なら、縞や格子に注意するくらいですものね。
私も大好きな生地ですが、お陰で、洋と和との違いを知り、洋裁の奥深さを教えていただきました。
老人会で皆さんに褒められて、そのかたどんなにか嬉しかったでしょうね!

* by アン
***************************************
ルビーさん
着物の柄によっては、和裁っぽいものだけに
なりそうですが、ワンピースに仕立てたり、
タイトスカート、いろいろと出来ます。
ただ着物は、布地の幅が決まっているので、
切り替え、タック、ダーツを入れたりして、
調節が必要です。
それに、その模様のところだけを使おうとすれば
なおさらなのですが、でも、そんな難しい事を考えず、
足りなければ足し、大きすぎたら、カットすれば
いいと思います。
だって、その服の型なんて、作るご本人しか
わからないのですから。
それに、何より仕立て上げることが大事で、やっていると
覚えられますし、どんどん上手くなります。
ちなみに、自分が着ている着物のブラウスは、両肩袖に
藤の花の模様が来るように仕立てまして、
他は、模様なしの単色のみというものです。
着物一枚で、そこの模様だけを使うとなると
もう「贅沢」な一着になります。
他の残りは、巾着など、小間物に使うしかなく、
あとは、切れ端を繋げて座布団カバーやクッションカバーに
するとかありますが、自分は、布地が細かくなったものには
断捨離してしまいます。
とりあえずタンスに眠っていた着物が、一度でも
別の形で日の目を見たら、それでいいのではと思ってます。
アン

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アンさま
せっかく素晴らしい特技をお持ちなのに、生かせてないのは勿体ない、と以前から思っていたのですよ。
ご自分ではプロではない、と何度も書かれていますが、テーラーとして、かの地(どこかな?と楽しく想像しています)に渡って活動しようとされていたのですからね、立派なプロですよ。
できない人にとっては、願いが叶って作っていただけてるのはとても嬉しいことだと思います。
きっとその方、袖を通すたびに、自分のための世界で1着のブラウスに、幸せ感じていることでしょう。
報酬を頂くのは当然です。アンさんは、人を幸せにするお手伝いができたのですから。
2015-06-22-20:46 ルビー [ 返信 * 編集 ]

***************************************
ルビーさん
もうこの仕事に携わることが出来ないのだと思ったら、
テーラーを目指していたことを封印して、
ただ単に縫えるだけと、どこかで言い聞かせてました。
でも、やっぱり諦めが悪いようで、作り始めたら、
ストイックになって、一番いいものを作りたいという
仕立て心が作用していました。
たとえ、中途半端でも身に付いた技術は、
そう簡単に失っていないこと…
縫えることで、どなたかが幸せに出来るのなら、
このような自分でもお役に立てそうです。
ルビーさんが仰られる通り、
その方に喜んで頂けるかどうかが大切な事ですね。
ルビーさん、大事なことを教えて下さり、
ありがとうございました。
久しぶりに、トルソーにブラウスを掛けて見て、
これを相手に、布地合わせしていたことを
思い出しました。
余談ですが、ブラウスを作ってあげた方が
「地区の老人会」に着て下さったらしく、注目の的に
なったそうで、そのことをわざわざお話に来て下さり、
恐縮してしまいました。
ブラウスの型は、オーソドックスでも、
着物の柄をどこに入れるかで、派手になったり、
シックになったりと、着物の柄は、本当に素晴らしいです。
あ、自分の縫ったブラウスの技術は別です、はい。
アン
2015-06-23-18:30 アン [ 返信 * 編集 ]

アンさま
なるほど、着物の柄って、合わせるという技術やセンスが、洋服地とは違うのですね。
洋服なら、縞や格子に注意するくらいですものね。
私も大好きな生地ですが、お陰で、洋と和との違いを知り、洋裁の奥深さを教えていただきました。
老人会で皆さんに褒められて、そのかたどんなにか嬉しかったでしょうね!
2015-06-24-00:34 ルビー [ 返信 * 編集 ]

***************************************
ルビーさん
着物の柄によっては、和裁っぽいものだけに
なりそうですが、ワンピースに仕立てたり、
タイトスカート、いろいろと出来ます。
ただ着物は、布地の幅が決まっているので、
切り替え、タック、ダーツを入れたりして、
調節が必要です。
それに、その模様のところだけを使おうとすれば
なおさらなのですが、でも、そんな難しい事を考えず、
足りなければ足し、大きすぎたら、カットすれば
いいと思います。
だって、その服の型なんて、作るご本人しか
わからないのですから。
それに、何より仕立て上げることが大事で、やっていると
覚えられますし、どんどん上手くなります。
ちなみに、自分が着ている着物のブラウスは、両肩袖に
藤の花の模様が来るように仕立てまして、
他は、模様なしの単色のみというものです。
着物一枚で、そこの模様だけを使うとなると
もう「贅沢」な一着になります。
他の残りは、巾着など、小間物に使うしかなく、
あとは、切れ端を繋げて座布団カバーやクッションカバーに
するとかありますが、自分は、布地が細かくなったものには
断捨離してしまいます。
とりあえずタンスに眠っていた着物が、一度でも
別の形で日の目を見たら、それでいいのではと思ってます。
アン
2015-06-24-10:52 アン [ 返信 * 編集 ]