いいです、ちっこくなっていますから。
こんばんは。
帰宅したのが、ついさっき…午後９時近く。
えっ、どこへ行ってたのかって?
公民館。
あっ、自治会の集会? 総会? 会合? どれも違います。
じゃ…何って…いいますとですね、どこもかしこの選挙で、
今朝、リサイクルのところで、地元の某議員の後援会代表が
「区長として顔を出してくれるかい?」
…は? 自分、その議員さんをまったくと存じ上げてませんが?
頼んでこられた方は、この地元で大きな建設業の会長さんで
顔が広く、わざわざ自ら言ってこられて、引くに引けなくて…
この地区の区長が来ない、顔を出さないとなったら、後々、
ずっとーーーーーと敵視され、何を言われるか…。
さらに、会長の顔に泥を塗った、メンツがつぶれたとか…
後々、考えたら、ぞぞぞぞぞーーっ。
朝から、もう憂鬱で仕方なくって…後援会に本人様が来られて
演説するとか…あぁぁぁぁ、興味ない、まったくとです。
午後７時半…
公民館へ行ったら、ずらっずらっと…いるわいるわ。
うわ～～～いやだっ、いやだっ、マジ、いやだっ。
受付で…
「こちらで、お名前を…」
挨拶しなきゃならない? でも、言わないと…区長の定め。
「〇〇地区の区長です」
ざわざわざわ…
「それはそれは、区長さん、ありがとうございます」
「ご足労して下さり、ありがとうございます」
有権者をひとりでもってところか…。
…玄関でこれ…? 集会室へ入りたくない…うぅぅぅぅぅ。
階段をあがる足取りが重い…１００段もあるんじゃないかって。
なんで、自分が区長の時、選挙なんてあるのよっ!!!
昨年なかったでしょーにっ。
集会室に入った途端、その会長が自分を見て
「おーっ、区長さん。
皆さん、この地区の区長さんです」
やめてーーーっ、紹介しないでーーっ。
視線がビシバシと痛い痛い痛い、ざわざわざわざわ…。
迷彩パンツ姿、マズかったかしらねぇ…。
皆さん、スーツだわよ。
一斉に、こちらを向かれ、しかも、現役議員もいるじゃんか～。
ひぃーーーーーーっ。
「さぁ、区長さん一番前にきて、座って座って…」
他の方も、席を立たれて 「こっちにどうぞ」とかいうし～。
いやですってば。
迷彩が目立つって～～、しかも、立候補している方の
演説テーブルが真ん前…。
自分は、手を控えめにして振って
「とんでもないです、ほんとすみっこで…」
「さぁ、こっちに…」
だから、いやーーーーっ。
「では、こちらで…」
こそこそと議員さんの後ろに座ったら、
「よく来てくれたね、ありがとう」
現役議員さんから、御礼を言われました、うぅぅぅぅーーーーー。
もっと後ろに座ればよかった。
おっさんどもの会話を聞いていると…後ろから、
「今のここの区長さん、
細かいことに気づいて、ええ区長さんだって、
他所の地区まで届いてるよ、あの子がそうなんだろ?」
会長の声が…
「この地区では、初めての女性区長さんだけど、
よくやっているという声が、わしのところにも
あちこちから聞いていてね…」
もしもし…自分の事、言ってます? まさか…。
あの…会長さん…先日、お宅の重機が問題になって、
区長のところに、「徹底的に注意喚起してほしい」って
苦情が届いているんですけど。
それを「総会にて、〇〇建設がそういうことをしたと
してほしい」要望があるんですけど?
以前の区長さんが、自分の事を何かと気遣って下さり…
「いろいろと大変でしょう、区長は…」
「あ、いえ、至らない自分を地区の皆様が支えて、
ご協力をして下さるから、なんとか出来ています。
いつも心より感謝しております」
これを聞いた会長がいつの間にか、隣にいて、
「控えめで、実に謙虚だな、うちの区長さんは…」
…顔から火が出ますほど、恥ずかしいったらない。
そんな女性は、迷彩なんて履いてないし、何より…
,後から来るであろう、議員さんに、一票、投じませんよ?
ほめて持ち上げたってだめっ。
自分、区長の立場だから、ここに来ただけで、会長さんの
メンツをつぶさないように考慮しただけですから。
それに、選挙が終わると、見向きもしない、気にもしない、
知らん顔でしょうに…。
いろいろと思っていたら、いきなり皆さんが立ち上がって…
「先生、ようこそ!!」
は?
あ…来られたんだ、えっ、あっ、町長も?
今年入って何かと町長を見ている自分…。
先に、町長が挨拶をして話をしているのですけど、
‥‥演説長っ。
持ち時間、蜷分?
こっち、興味なし、関心なし、早く帰りたい。
父のことも心配に…途中で帰りますとは言えない雰囲気。
こっち、ほぼ寝ていない状態。
だめだ、眠くなってきた…。
議員本人が、話していてもまったくと…耳に入らず…。
お～とか、言ってるなぁと…やったぁっ、終わった?
いそいそと一番に席を立って出ようとしたら、出馬している
議員さんがおられ、自分は、小さくおじぎをして
とっとと退散っ!
真っ暗な中、足早に帰宅して、父を見ると、ベッドから転げ
落ちていて、ひぃーーーーっ。
昨日の今日だから、やっぱり目が離せないったら。
また、なんで…でも、以前の事があってからは、マットレスを
引いてあるんですよ。
しかも、ベッドの高さも低いし…だけど、調べないと…。
骨折なんてことになった、入院でもしたら…。
さてさて、どうやってベッドに戻すか…重たいのに。
シーツの上に転がして、父をくるっとくるんで反対側から
引っ張り上げる…それしか無理。
うにー、うにーっと、全身を使って、なんとか上げましたよ。
どっどっどっどっどどどどどっと疲れた…。
父、頼むよ…囲いを外すのはやめましょう。
今夜は、つ、疲れた…長い一日でした。
おやすみなさい、よい夢を…。
区長退任まで、あと２７３日
アン
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こんばんは。
帰宅したのが、ついさっき…午後９時近く。
えっ、どこへ行ってたのかって?
公民館。
あっ、自治会の集会? 総会? 会合? どれも違います。
じゃ…何って…いいますとですね、どこもかしこの選挙で、
今朝、リサイクルのところで、地元の某議員の後援会代表が
「区長として顔を出してくれるかい?」
…は? 自分、その議員さんをまったくと存じ上げてませんが?
頼んでこられた方は、この地元で大きな建設業の会長さんで
顔が広く、わざわざ自ら言ってこられて、引くに引けなくて…
この地区の区長が来ない、顔を出さないとなったら、後々、
ずっとーーーーーと敵視され、何を言われるか…。
さらに、会長の顔に泥を塗った、メンツがつぶれたとか…
後々、考えたら、ぞぞぞぞぞーーっ。
朝から、もう憂鬱で仕方なくって…後援会に本人様が来られて
演説するとか…あぁぁぁぁ、興味ない、まったくとです。
午後７時半…
公民館へ行ったら、ずらっずらっと…いるわいるわ。
うわ～～～いやだっ、いやだっ、マジ、いやだっ。
受付で…
「こちらで、お名前を…」
挨拶しなきゃならない? でも、言わないと…区長の定め。
「〇〇地区の区長です」
ざわざわざわ…
「それはそれは、区長さん、ありがとうございます」
「ご足労して下さり、ありがとうございます」
有権者をひとりでもってところか…。
…玄関でこれ…? 集会室へ入りたくない…うぅぅぅぅぅ。
階段をあがる足取りが重い…１００段もあるんじゃないかって。
なんで、自分が区長の時、選挙なんてあるのよっ!!!
昨年なかったでしょーにっ。
集会室に入った途端、その会長が自分を見て
「おーっ、区長さん。
皆さん、この地区の区長さんです」
やめてーーーっ、紹介しないでーーっ。
視線がビシバシと痛い痛い痛い、ざわざわざわざわ…。
迷彩パンツ姿、マズかったかしらねぇ…。
皆さん、スーツだわよ。
一斉に、こちらを向かれ、しかも、現役議員もいるじゃんか～。
ひぃーーーーーーっ。
「さぁ、区長さん一番前にきて、座って座って…」
他の方も、席を立たれて 「こっちにどうぞ」とかいうし～。
いやですってば。
迷彩が目立つって～～、しかも、立候補している方の
演説テーブルが真ん前…。
自分は、手を控えめにして振って
「とんでもないです、ほんとすみっこで…」
「さぁ、こっちに…」
だから、いやーーーーっ。
「では、こちらで…」
こそこそと議員さんの後ろに座ったら、
「よく来てくれたね、ありがとう」
現役議員さんから、御礼を言われました、うぅぅぅぅーーーーー。
もっと後ろに座ればよかった。
おっさんどもの会話を聞いていると…後ろから、
「今のここの区長さん、
細かいことに気づいて、ええ区長さんだって、
他所の地区まで届いてるよ、あの子がそうなんだろ?」
会長の声が…
「この地区では、初めての女性区長さんだけど、
よくやっているという声が、わしのところにも
あちこちから聞いていてね…」
もしもし…自分の事、言ってます? まさか…。
あの…会長さん…先日、お宅の重機が問題になって、
区長のところに、「徹底的に注意喚起してほしい」って
苦情が届いているんですけど。
それを「総会にて、〇〇建設がそういうことをしたと
してほしい」要望があるんですけど?
以前の区長さんが、自分の事を何かと気遣って下さり…
「いろいろと大変でしょう、区長は…」
「あ、いえ、至らない自分を地区の皆様が支えて、
ご協力をして下さるから、なんとか出来ています。
いつも心より感謝しております」
これを聞いた会長がいつの間にか、隣にいて、
「控えめで、実に謙虚だな、うちの区長さんは…」
…顔から火が出ますほど、恥ずかしいったらない。
そんな女性は、迷彩なんて履いてないし、何より…
,後から来るであろう、議員さんに、一票、投じませんよ?
ほめて持ち上げたってだめっ。
自分、区長の立場だから、ここに来ただけで、会長さんの
メンツをつぶさないように考慮しただけですから。
それに、選挙が終わると、見向きもしない、気にもしない、
知らん顔でしょうに…。
いろいろと思っていたら、いきなり皆さんが立ち上がって…
「先生、ようこそ!!」
は?
あ…来られたんだ、えっ、あっ、町長も?
今年入って何かと町長を見ている自分…。
先に、町長が挨拶をして話をしているのですけど、
‥‥演説長っ。
持ち時間、蜷分?
こっち、興味なし、関心なし、早く帰りたい。
父のことも心配に…途中で帰りますとは言えない雰囲気。
こっち、ほぼ寝ていない状態。
だめだ、眠くなってきた…。
議員本人が、話していてもまったくと…耳に入らず…。
お～とか、言ってるなぁと…やったぁっ、終わった?
いそいそと一番に席を立って出ようとしたら、出馬している
議員さんがおられ、自分は、小さくおじぎをして
とっとと退散っ!
真っ暗な中、足早に帰宅して、父を見ると、ベッドから転げ
落ちていて、ひぃーーーーっ。
昨日の今日だから、やっぱり目が離せないったら。
また、なんで…でも、以前の事があってからは、マットレスを
引いてあるんですよ。
しかも、ベッドの高さも低いし…だけど、調べないと…。
骨折なんてことになった、入院でもしたら…。
さてさて、どうやってベッドに戻すか…重たいのに。
シーツの上に転がして、父をくるっとくるんで反対側から
引っ張り上げる…それしか無理。
うにー、うにーっと、全身を使って、なんとか上げましたよ。
どっどっどっどっどどどどどっと疲れた…。
父、頼むよ…囲いを外すのはやめましょう。
今夜は、つ、疲れた…長い一日でした。
おやすみなさい、よい夢を…。
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最終更新日 : 2023-04-06