泣いても笑っても

以前の生活と変わりなく…。

こんばんは。

退院した直後、父が「丸～」と手を伸ばすものの…
やっぱり「病院臭」がしているのか、寄らないというか、
あっちを向くらんちー。

「父、病院というか、違う匂いがしているから仕方ないって」

ちょっと寂しそう。
もぉーーーっ、ちょっと待て、ベッドの上にすっぽんにして、
全身くまなく拭いて、リハパンも取り替えて、着替えをさせて、
しばらく…、疲れたのか、まんま寝てしまった父。

さっき、やっと、うちの匂いになったようで、らんちーも、
父の布団の上でだら～んっと過ごしていました。
フルーツ大好きひとりと１羽…らんちーは、ドライフルーツだけ。
父がせっせっと…こらこら、１日３粒だけだって。

らんちーを撫でている父を見ていて、
いつもの当たり前の光景に、不思議なもので、救急車で運ばれ、
１か月以上も入院していたのかと思うくらい、
何事もなかったように思ってしまいました。
介護を長くやっているとこんなもんです。

ケアさんへ渡しておいてくださいと渡された書面を見て…
全部の事が「全介助」となっていました。
これ、他の方と言うか、介護をしたことがない方にとっては、
おっそろしい書面かと存じます。

こっち、ふぅ～ん、何も思わないし、これがどーしたぁーっ。
このせいで、退院の前日に、許可出来ませんとか、揉めた要素
じゃないでしょうね、
こんなこと、朝飯前だって言うの、まったく。
それ以上に、区長業務の方がハードだっていうのっ。

父が入院中も、連日、区長業務で、配布物に、仕分けに、
班長会議で使う書面作成に、ライン連絡に、来月の
敬老会への参加者リスト、参加されない方へのお祝い品
配布を区長にお願いします…って、どんだけあるのって
自分の班だけで、１２個、他の班が…って、おおよそで
リストを作ったら８０個…ひとりではとても無理だってば。
それで、民生員の方、福祉委員の方とかにお声をかけて、
配布の手伝いをお願いしました。
言ったら、きりがないくらいなんですよ～、今週は、またもや
総会があり、さらにですよ、そこで話さないといけない事が
あり、その文章に頭を抱えているところです。

その点、父は、ベッドの上で転がってますから、ラク。
文章を考えなくってもいいし…手配をしなくってもいいし…
父の面倒をすればそこで終わるんですもん。

退院２日目で、甘いものを解禁～、甘納豆を食べてましたよ。
あと、父が心不全で倒れたので、１日の水分摂取は、１リットル。
だから、父専用のお茶ボトルを用意して守っています。

退院のお祝いに…うふふふ、じゃーん、初ものの小玉すいか～。
絶対に種を食べさせない様、そこは、取り除いて…
父の口元へ…パカっと開く口に…やっぱり笑ってしまう。
だって、さし餌みたい…面白い…。
いえ、小動物にも、よく刺し餌をしていたので、こんなこと
ちっとも苦じゃなくって…ごめん、父。

今の父の体内時計…病院と同じらしくって、午後８時半には、
寝ちゃうんですよ。
それがまた４時間は起きないという、だから、自分もがっつりと
４時間は寝られる生活に…。
一人で過ごしていた時なんて、まぁ、夜中中、起きているわ、
朝晩関係なしで、テキトーに何か食べていたし…。

えっ、何、寝る前にらんちーを抱っこするって…もぉぉぉー、
はいはい、らんちー、じじいの相手をしてね。
あ、フルーツなしだから。

らんちーも８年…父と一緒に頑張ってお願いだから。
めごっちは、お転婆なんで、何かに驚いて、ベッドから飛びだして、
骨折なんてことになったら、大変なんで、自分専用抱っこです。

あ、ひとつだけ。
うさぎさんは、触られるのが嫌いなコもいますので、無理強いは
絶対に禁物です。
イメージと違うからと言って、めごっちのように「中途半端」な
飼い方だけはしないでください。
この「めごっち」を引き取った時も、頭から湯気が上がったくらい…
うっささん好きな方が聞いたら超憤慨するかも。

めごっちの「うしろ爪」で、腕にミミズ腫れがまぁ、ばっくりと…。
洗っていても、そこの匂いを執拗に嗅ぐらんちー…いないってば。
増えたらたいへんでしょーにっ。

とにかく、今までの通りの変わらない生活です。
病院で、さんざん「介護は無理」とか言われたけど…。
これが、当たり前の普通の日常だと思っていた自分。
違うんですねぇ…。
だけど、ほんと、他の方からしたら、こんなの介護って
言わないって言われるような介護ですよん。

さてさて、らんちーを取り上げて、じじいを寝かしますか…。
父ー、明日は、丸坊主だっ!!　怒るだろうな、わっはは。

おやすみなさい、よい夢を…。

区長退任まで、あと２４1日

アン


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