誰が? 誰に?
こんばんは。
早朝から、自治会の事であちこちと動き回っていました。
早々に決まっていた次期役員さんをお願いをしたい方が、
体調を崩して、その役員が出来ないとご報告を受けて、急遽、
他の方に、次期役員をお願いが出来ないものかと…
だけど、先入観があり過ぎで、出来るわけがないとか、
役不足だからとか…よーするに、やりたくないわけですよ。
その気持ちはわかります…。
どうしよう…名簿の提出まで、あと10日しかないのに…。
こんなことなら、他の方へ声をかけておくんだったって…、
大失敗です。
さらに、もうひとり、女性の方も「棄権」されまして…それで、
時間もないので、自分の名前を記入しました。
区長の責任ですから…このままいくと、連続で十年近く、
役員をすることに…。
せっかくの午後のお誘い…、出かけるまで憂鬱になりそうでした。
スパっと切り替えなきゃ、せっかくのお誘いと思い、また
明日考えましょっと…。
家の近くまで迎えに来てくれたアテ〇ザを見た途端、
きゃ~~っ、うっ、嬉しい。
げんきんな自分…好きなマシンを前にしたら、そんな気分が
ぶっ飛びました。
走り出して、外の景色が流れる…
あぁ、この方も運転が上手い…ナビシートに身を任せて
いるとすごくわかる。
「高速に乗るから」
「えっ?」
「アンさんとは、時間が限られているから、有効に使わないとね」
高速に乗った途端、身体にGがかかったのがわかる、
だけど、乗り心地がいい…ア〇ンザって…。
…って、とごまで行くのやら…お任せですから。
ん? えっ、県の端っこまで来たけど…と思っていたら、
自分が不思議そうな顔をしていたのを見たのでしょう。
「高速を使うと早いな、やっぱり…もうすぐだよ」
見えてきたのは、料亭、えっと…あの、こんな格好でいいの?
どこからどうみても、敷居が高いんですけど。
女将さんがお出迎え
「よういらして下さいました。
〇〇さんの娘さん? 可愛らしいお嬢さんですね」
「そうだよ…と言いたいところだけど、よそ様の大事な
お嬢さんを連れ出してきたんだよ。
今日は、よろしく頼むよ」
「はい、わかりました。
今日は、〇〇さんの娘さんと思って接しさせて貰います」
自分は、小さく首を振るだけしか、出来なかったです。
当然、個室と言うか、お部屋での食事…
「どうかしたかな、いつもの元気な区長さんと違うけど?」
「…いえ、こんな…あっ、このようなところへ来たことなんて
一度もなかったから…どうすればいいのか」
「食事するだけだよ、好きに食べればいいよ」
…この方に、なまものが食べられないって言ってない。
どーーうーーしーーよーーーー!!!
前菜に、なまものがきたら…うぅぅぅ、今、ここでいう訳にも
行かないし、かと言って、言わないとまた失礼なことになるし…
昔の苦いことを思い出して…
「食べられないんだったらなんで、先に言わないんだ」って
怒られたっけ…この時は、有無も言わさず、いきなり連れてこられて。
こっちが悪いのかと…この時から、外食が嫌いになって、さらに、
食事をするならひとりでって…。
あぁ、せっかくこんな素敵なところに連れてきて下さったのに…。
仲居さんが、次々とお料理を運んで、テーブルに並べられて…ん?
あれ? なまものっぽいものがない、わーいっ、心の中で拍手喝さい。
女将さんが来られて
「〇〇さんから、お嬢さんがなまものが口に出来ないと聞いて
火が通ったお魚やお肉を用意させてもらいました」
…え? 顔を上げて、その方をみたら、頷いて
知っていたよって顔をされて…泣きそうになりましたよ。
「さぁ、頂こうか」
「はい」
お魚をこんな風にお料理して、ほんとだったら、刺身…とか
じゃないの?
‥‥‥考えるのを停止。
ええーい、美味しく頂いちゃうっ。
これが、一番のお返し…
この前も美味しかったけど、ここも美味しい…
知らない、食べたことのないお料理…最高。
ご飯が終わりころに来るのって普通なの?
一緒に食べたかったですね。
御櫃を開けると炊き立て~この香りは…
「これ、新米ですね」
「わかるのかい」
「はい、この甘い香りと、口に入れた瞬間の感じ…
すごく美味しいです」
「そう…ひとりで御櫃をあけてもいいんだよ」
「そんな…」
食事に連れてってくださった方が、食事中に
「区長さん、近頃、さらに輝いて見えるよ、
いいことがあったのかな? それに楽しそうだし…」
ぶっ…思わず、ごはんを噴出してしまいそうになり
「い、いつもの通りですよ…
それに、そんな風に言われたの、初めてです。
昔なんて、暗いから、こっちまで嫌な気分になるから来るなとか
言われたくらいですよ」
「若い子は…こんなに素敵なお嬢さんに」
…食事が…味がわかんなくなるのでやめて下さい。
この後、さらにですよ
「あっ、そうか…わかった…恋をしているからかな」
…えっと…待って…、誰が? 誰に?
「誰がですか?」
「ここに、区長さんしかいないでしょ? 」
…ははは、馬と鹿。
「なんで、そんなことを?」
「女性は、好きな相手が出来ただけで、変わるからね…
だから、区長さんもそうじゃないのかなと」
「残念でした~、どなたにも恋はしてないですよ。
あ、でしたら、この地区の皆さんの彼女ですから」
「だったら、遠慮なく誘えるね」
…だから、お願いだからやめて下さい。
からかうにもほどがありますよ、ほんと、レク〇スおじさまにしろ…
このアテ〇ザの男性もかいっ!!!
奥様にちゃんとそういうことを伝えてます?
食事に誘ったり、たまには、気分を変えて、高級ホテルへ行ったり、
綺麗だよ、可愛いよ、素敵だよって…。
美味しいご飯を作ってくれてありがとうとか…。
「アンさん、もう少し顔をこっちに…」
ん?
「ごはんが付いているよ」
スっと取って下さいまして…いや~ん…あのあのあの…
少女漫画のような、展開は勘弁してください。
正直、ここに書いていて、「嘘の塊」を書いている気がして…
嘘っぽいって言われても、思われても仕方ないですけど。
信じるか信じないかって、どっちでもいいです。
だって、さっきまで体験しちゃったんですもん。
だけど、既婚者に好かれても…。
独身の男性に迫られないって、別の意味で寂しいんですけど…。
帰路…車の中で、ふぅっと静かに息をついたのが伝わって、
そりゃそーだ、ナビとコックピットが近いんですもん。
「疲れたかな…」
「いえ、こんなに素敵な出来事があっていいのかなって…
何もしていないですし、何もお返しが出来ませんし…」
「やれやれ、区長さんは、わかってないよ。
どれだけ頑張ってやっておられるか…
だから、声をかけたんだよ」
「はい、ありがとうございます。
次から次へとやることが多くって、息抜きをさせて下さって、
感謝しています」
「大した事ないよ、疲れたのなら、眠ればいいよ」
「でも、それはさすがに…」
「いいよ。寝ている間に、ヘンなところへは寄らないから」
‥‥‥やっぱり、オヤジ…ったく。
高速でも一時間…正直、ここのところ、毎晩、ずっと書面と
にらめっこと作成で、そんなに寝てなくて、おなかもいっぱいだし、
運転が上手いから…ダメだ…眠くって贖えない。
「アンさん、着いたよ」
「……え?」
目を閉じて、10分も経ってない気が…時計を見てびっくり。
しっかり時間が経過していました。
「よっぽど疲れていたんだね、誘って悪かったかな」
「いえいえ、ありがとうございました」
あちゃー、ほんのちょっとのつもりだったのに、がっつりと
寝てしまった…失礼極まりないです。
御誘いは、一度だけかと…ほんと有難いひとときでした。
明日からは、ずっと区長業務もあるし、合間にケアさん、
看護師さん訪問、父の内科への通院、公民館での会議に、
運動会開催について、競技参加者を募り、さらに、
班長会議、それが終われば、次期役員選出、辞められた方の
代理の方とか、同時に自治会会費下期集金、会計監査、
掛け持ち役員での宮総代会計さんとの監査にと…
あと、日曜後、早朝からの用水路清掃、しかも2週連続…
キツ…い、ハードスケジュールですよ。
あぁぁぁぁ、考えたくないったら。
いやいや、今日は、甘くておっきな飴をもらいましたから、
頑張らないとです。
やっぱり気疲れが…ふぁぁぁ、眠いです…。
おやすみなさい、よい夢を…。
区長退任まで132日
アン

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こんばんは。
早朝から、自治会の事であちこちと動き回っていました。
早々に決まっていた次期役員さんをお願いをしたい方が、
体調を崩して、その役員が出来ないとご報告を受けて、急遽、
他の方に、次期役員をお願いが出来ないものかと…
だけど、先入観があり過ぎで、出来るわけがないとか、
役不足だからとか…よーするに、やりたくないわけですよ。
その気持ちはわかります…。
どうしよう…名簿の提出まで、あと10日しかないのに…。
こんなことなら、他の方へ声をかけておくんだったって…、
大失敗です。
さらに、もうひとり、女性の方も「棄権」されまして…それで、
時間もないので、自分の名前を記入しました。
区長の責任ですから…このままいくと、連続で十年近く、
役員をすることに…。
せっかくの午後のお誘い…、出かけるまで憂鬱になりそうでした。
スパっと切り替えなきゃ、せっかくのお誘いと思い、また
明日考えましょっと…。
家の近くまで迎えに来てくれたアテ〇ザを見た途端、
きゃ~~っ、うっ、嬉しい。
げんきんな自分…好きなマシンを前にしたら、そんな気分が
ぶっ飛びました。
走り出して、外の景色が流れる…
あぁ、この方も運転が上手い…ナビシートに身を任せて
いるとすごくわかる。
「高速に乗るから」
「えっ?」
「アンさんとは、時間が限られているから、有効に使わないとね」
高速に乗った途端、身体にGがかかったのがわかる、
だけど、乗り心地がいい…ア〇ンザって…。
…って、とごまで行くのやら…お任せですから。
ん? えっ、県の端っこまで来たけど…と思っていたら、
自分が不思議そうな顔をしていたのを見たのでしょう。
「高速を使うと早いな、やっぱり…もうすぐだよ」
見えてきたのは、料亭、えっと…あの、こんな格好でいいの?
どこからどうみても、敷居が高いんですけど。
女将さんがお出迎え
「よういらして下さいました。
〇〇さんの娘さん? 可愛らしいお嬢さんですね」
「そうだよ…と言いたいところだけど、よそ様の大事な
お嬢さんを連れ出してきたんだよ。
今日は、よろしく頼むよ」
「はい、わかりました。
今日は、〇〇さんの娘さんと思って接しさせて貰います」
自分は、小さく首を振るだけしか、出来なかったです。
当然、個室と言うか、お部屋での食事…
「どうかしたかな、いつもの元気な区長さんと違うけど?」
「…いえ、こんな…あっ、このようなところへ来たことなんて
一度もなかったから…どうすればいいのか」
「食事するだけだよ、好きに食べればいいよ」
…この方に、なまものが食べられないって言ってない。
どーーうーーしーーよーーーー!!!
前菜に、なまものがきたら…うぅぅぅ、今、ここでいう訳にも
行かないし、かと言って、言わないとまた失礼なことになるし…
昔の苦いことを思い出して…
「食べられないんだったらなんで、先に言わないんだ」って
怒られたっけ…この時は、有無も言わさず、いきなり連れてこられて。
こっちが悪いのかと…この時から、外食が嫌いになって、さらに、
食事をするならひとりでって…。
あぁ、せっかくこんな素敵なところに連れてきて下さったのに…。
仲居さんが、次々とお料理を運んで、テーブルに並べられて…ん?
あれ? なまものっぽいものがない、わーいっ、心の中で拍手喝さい。
女将さんが来られて
「〇〇さんから、お嬢さんがなまものが口に出来ないと聞いて
火が通ったお魚やお肉を用意させてもらいました」
…え? 顔を上げて、その方をみたら、頷いて
知っていたよって顔をされて…泣きそうになりましたよ。
「さぁ、頂こうか」
「はい」
お魚をこんな風にお料理して、ほんとだったら、刺身…とか
じゃないの?
‥‥‥考えるのを停止。
ええーい、美味しく頂いちゃうっ。
これが、一番のお返し…
この前も美味しかったけど、ここも美味しい…
知らない、食べたことのないお料理…最高。
ご飯が終わりころに来るのって普通なの?
一緒に食べたかったですね。
御櫃を開けると炊き立て~この香りは…
「これ、新米ですね」
「わかるのかい」
「はい、この甘い香りと、口に入れた瞬間の感じ…
すごく美味しいです」
「そう…ひとりで御櫃をあけてもいいんだよ」
「そんな…」
食事に連れてってくださった方が、食事中に
「区長さん、近頃、さらに輝いて見えるよ、
いいことがあったのかな? それに楽しそうだし…」
ぶっ…思わず、ごはんを噴出してしまいそうになり
「い、いつもの通りですよ…
それに、そんな風に言われたの、初めてです。
昔なんて、暗いから、こっちまで嫌な気分になるから来るなとか
言われたくらいですよ」
「若い子は…こんなに素敵なお嬢さんに」
…食事が…味がわかんなくなるのでやめて下さい。
この後、さらにですよ
「あっ、そうか…わかった…恋をしているからかな」
…えっと…待って…、誰が? 誰に?
「誰がですか?」
「ここに、区長さんしかいないでしょ? 」
…ははは、馬と鹿。
「なんで、そんなことを?」
「女性は、好きな相手が出来ただけで、変わるからね…
だから、区長さんもそうじゃないのかなと」
「残念でした~、どなたにも恋はしてないですよ。
あ、でしたら、この地区の皆さんの彼女ですから」
「だったら、遠慮なく誘えるね」
…だから、お願いだからやめて下さい。
からかうにもほどがありますよ、ほんと、レク〇スおじさまにしろ…
このアテ〇ザの男性もかいっ!!!
奥様にちゃんとそういうことを伝えてます?
食事に誘ったり、たまには、気分を変えて、高級ホテルへ行ったり、
綺麗だよ、可愛いよ、素敵だよって…。
美味しいご飯を作ってくれてありがとうとか…。
「アンさん、もう少し顔をこっちに…」
ん?
「ごはんが付いているよ」
スっと取って下さいまして…いや~ん…あのあのあの…
少女漫画のような、展開は勘弁してください。
正直、ここに書いていて、「嘘の塊」を書いている気がして…
嘘っぽいって言われても、思われても仕方ないですけど。
信じるか信じないかって、どっちでもいいです。
だって、さっきまで体験しちゃったんですもん。
だけど、既婚者に好かれても…。
独身の男性に迫られないって、別の意味で寂しいんですけど…。
帰路…車の中で、ふぅっと静かに息をついたのが伝わって、
そりゃそーだ、ナビとコックピットが近いんですもん。
「疲れたかな…」
「いえ、こんなに素敵な出来事があっていいのかなって…
何もしていないですし、何もお返しが出来ませんし…」
「やれやれ、区長さんは、わかってないよ。
どれだけ頑張ってやっておられるか…
だから、声をかけたんだよ」
「はい、ありがとうございます。
次から次へとやることが多くって、息抜きをさせて下さって、
感謝しています」
「大した事ないよ、疲れたのなら、眠ればいいよ」
「でも、それはさすがに…」
「いいよ。寝ている間に、ヘンなところへは寄らないから」
‥‥‥やっぱり、オヤジ…ったく。
高速でも一時間…正直、ここのところ、毎晩、ずっと書面と
にらめっこと作成で、そんなに寝てなくて、おなかもいっぱいだし、
運転が上手いから…ダメだ…眠くって贖えない。
「アンさん、着いたよ」
「……え?」
目を閉じて、10分も経ってない気が…時計を見てびっくり。
しっかり時間が経過していました。
「よっぽど疲れていたんだね、誘って悪かったかな」
「いえいえ、ありがとうございました」
あちゃー、ほんのちょっとのつもりだったのに、がっつりと
寝てしまった…失礼極まりないです。
御誘いは、一度だけかと…ほんと有難いひとときでした。
明日からは、ずっと区長業務もあるし、合間にケアさん、
看護師さん訪問、父の内科への通院、公民館での会議に、
運動会開催について、競技参加者を募り、さらに、
班長会議、それが終われば、次期役員選出、辞められた方の
代理の方とか、同時に自治会会費下期集金、会計監査、
掛け持ち役員での宮総代会計さんとの監査にと…
あと、日曜後、早朝からの用水路清掃、しかも2週連続…
キツ…い、ハードスケジュールですよ。
あぁぁぁぁ、考えたくないったら。
いやいや、今日は、甘くておっきな飴をもらいましたから、
頑張らないとです。
やっぱり気疲れが…ふぁぁぁ、眠いです…。
おやすみなさい、よい夢を…。
区長退任まで132日
アン

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最終更新日 : 2023-09-10